【命名】カップルが娘の姓を「アッラー」にしたいと提訴 州政府は受理拒否 = アメリカ

米国の両親、娘の姓を「アッラー」にしたいと提訴 州政府は受理拒否
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米南部ジョージア州のカップルが、娘を「アッラー」と名付けようと州政府に届け出たところ、州政府が受理を拒否したため、
カップルは米自由人権協会(ACLU)を通じて州政府を提訴した。女の子は1歳10カ月になるが、正式な出生証明書が発行されていない。

ジョージア州アトランタに住むエリザベス・ハンディーさんとビラル・ウォークさんは、娘の名前を「ザリハ・グレイスフル・ロレイナ・アッラー」にしたいと出生届を出した。「アッラー」はアラビア語で「神」を意味する。

しかし州保健局は、女の子の姓は両親の「ハンディー」か「ウォーク」か、2つを組み合わせたものでなくてはならないと、届け出の受理を拒否した。

ジョージア州のACLUは、家族の代理として同州フルトン郡の裁判所に訴えを起こした。

ザリハちゃんの父親ウォークさんは、地元紙に対して、「アッラー」は「崇高」な言葉なので、娘の名前にしたいのだと話した。
さらに、州政府が名前を認めないことについて、「まったくひたすら不公平で、私たちの権利を侵害している」と不満を訴えた。

これに対して州保健当局の法務担当は、州法は「出生時の記録上、赤ちゃんの姓は父親か母親の姓でなくてはならない」と定められていると説明した。

州政府は両親に対して手紙で、ザリハちゃんの姓は後に裁判所に改名申請することで変更できるが、まずは出生届が受理されなくてはならないと説明した。

「政府の過剰介入」

ACLUの訴状によると、ザリハちゃんの両親は結婚していないが、すでに「マスタフル・モシラ・アリ・アッラー」という名の息子がいる。

出生証明書がないと、両親はザリハちゃんの社会保障番号を申請できない。社会保障番号がないと、米国市民としての立場や権利に疑義が生じかねないと、両親は懸念しているという。

ACLUは、家族の意向を州政府が認めないのは、憲法違反に相当する政府の過剰介入の事例だと批判。

家族の弁護人マイケル・ボームリンド氏は、「子供の名前を決めるのは両親だ。州ではない。簡単な話だ」と主張している。

(英語記事 US parents sue to call baby girl Allah)