【大阪高裁】高浜原発 再稼働可能に 地裁仮処分取り消し

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた昨年3月の大津地裁の仮処分決定を巡り、
阪高裁(山下郁夫裁判長)は28日、関電の保全抗告を認め、地裁の判断を取り消す決定を出した。決定は即座に効力を持つため、1年ぶりに2機の再稼働が法的に可能になった。

仮処分は高浜原発から70キロ圏内に住む滋賀県の住民29人が申し立て、原発の過酷事故が起きれば平穏に暮らせる人格権が侵害されると訴えた。

津地裁は昨年3月、3、4号機の運転を差し止める仮処分決定を出した。関電はこの決定に対する保全異議と仮処分の執行停止を申し立てたが、地裁の同じ裁判長が審理し、いずれも退けた。
これを受け、関電は昨年7月、高裁に保全抗告を申し立てていた。

3、4号機は2015年2月に国の新規制基準に合格した。昨年1月以降に再稼働したが、4号機は機器のトラブルで再稼働の直後に緊急停止。
3号機は大津地裁の決定で運転を止めた。【向畑泰司】

配信 2017年3月28日 15時09分

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