【自然】さんごの白化現象拡大 グレートバリアリーフ

オーストラリアの沖合にある世界最大のさんご礁帯、グレートバリアリーフで、海水の温度の上昇によってさんごが白くなる白化現象の範囲が、ことし拡大していることが明らかになり、調査を行った研究者は海水温の上昇を食い止めるべきだと訴えています。

オーストラリア北東部の沖合に、長さおよそ2300キロにわたって連なるグレートバリアリーフは世界最大のさんご礁帯として知られ、世界自然遺産にも登録されていますが、1980年代以降、海水温の上昇によって、さんごが白く変色する白化現象が問題となっています。

これについて、オーストラリアの研究者2人が先月、およそ800か所のさんご礁の状態を上空から確認し、10日その結果を公表しました。

それによりますと、白化現象は北東部の観光地・ケアンズの沖を中心に全体の3分の2に当たるおよそ1500キロにわたる範囲で確認され、去年の調査では北部が中心だった白化が南に拡大してきているということです。

グレートバリアリーフでの白化現象は、去年に続く大規模なもので、地元のメディアは「さんごは末期の状態にある」などと伝えています。

調査を行ったジェームスクック大学のテリー・ヒューズ教授は「さんご礁の白化の最も大きな要因は海水温の上昇だ。上昇が続けば白化はさらに広がる」として海水温の上昇を食い止めるよう訴えています。

4月10日 12時00分 (動画あり)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170410/k10010942871000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001

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