【生活の知恵】身長を伸ばすにはどうしたらいい?「牛乳をたくさん飲むと背が伸びる」は本当?

身長は遺伝で決まると言われている。
教えて!goo」には「身長についてアンケート」という投稿があり、投稿者はその中で遺伝による身長の予測値を割り出す計算式を紹介していた。
確かに遺伝は重要な要素なのだが、もちろんそれだけではなく、栄養をしっかり摂ることも大切だ。

背を伸ばすために必要な栄養素には何があるのか、管理栄養士に聞いた。
あわせて牛乳を飲めば背が伸びるという都市伝説の真偽についても教えていただくことにした。

■お母さん必見!毎日の食事に取り入れたい食品例はコチラ

お話を伺ったのは、一般社団法人健康栄養支援センターの臨床栄養部部長、加藤里奈さん。

「身長を伸ばすための骨の成長には多くの栄養素が関わっていて、カルシウム(Ca)のほかにも、たんぱく質ビタミンD(VD)、ビタミンK(VK)、マグネシウム(Mg)や亜鉛などが挙げられます。
骨の土台となるコラーゲンはたんぱく質からできています。Caはコラーゲンを硬くする役割があり、VDはCaの吸収を促進します。
VKには、コラーゲンと同じく骨の基質となるオステオカルシンというたんぱく質の合成を助ける働きがあります。Mgや亜鉛は骨の強化・再生を助けます」(加藤さん)

ビタミンDは食事からだけでなく、日光浴により皮膚でも合成されるので、30分~1時間程度の日光浴をするとよいそうだ。

「このように、骨の成長には多くの栄養素が関わるため、毎日の食事では、主食(炭水化物源)・主菜(たんぱく質源)・副菜(ビタミン・ミネラル源)を基本に、なるべく多くの食材を摂りましょう」(加藤さん)

豊富な食品例は以下の通り。

たんぱく質:魚・肉・大豆・大豆製品・卵・牛乳・乳製品など
ビタミンD:鮭・さんま・しらす干し・干し椎茸など
ビタミンK:納豆・モロヘイヤ・春菊・小松菜・ひじき・わかめなど
マグネシウム:しらす干し・わかめ・ひじき・油揚げ・納豆・ごま・アーモンドなど 
亜鉛:牡蠣・牛肉・卵黄・鶏レバー・チーズ・ごま・アーモンドなど
 
一つの栄養素に偏るのではなく、バランスよく摂取することが大切だ。

■「牛乳をたくさん飲むと背が伸びる」は本当?

続いて、都市伝説を検証してみよう。牛乳をたくさん飲むと背が伸びる、と昔からいわれている。
果たしてこれは本当なのだろうか?

「牛乳は200mlあたり約230mgと成人が摂りたい1日の量の約1/3のCaを含みます。
しかし、VDやMgなどはあまり多く含まれていないため、『牛乳だけ飲んでいれば背が伸びる』ということはありません」(加藤さん)

確かに牛乳は大切な栄養素。だが、「牛乳を吐くほど飲んだのに背が伸びなかった!」という人は、もしかしたら他の要素をおろそかにしていたのかも?

「運動や睡眠といった栄養以外の要素も非常に重要です。
骨は運動など適度な負荷がかかることで強くなり、また細胞の増殖を促す成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されます。
特に小学生までは10時間、中高生では8時間程度の睡眠を確保することが望ましいとされ、日々の生活習慣も大切です」(加藤さん)

子どももスマホを持つことが当たり前となった現代、ついつい夜更かししてしまうことも多いのではないだろうか。
背を伸ばしたいと思っている子は、ほどほどにしよう。

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