【浅田真央引退】食堂店主の井上さん「よく頑張ったね」

 名古屋市出身の浅田真央選手は中学生まで同市中区の名古屋スポーツセンター(通称・大須スケートリンク)で練習した。
近くにあり、浅田選手が小学校時代から通う食堂「互楽(ごらく)亭」の店主、井上一夫さん(70)は引退の報に「突然だったね。
ねぎらいというよりもよく頑張ったねと言いたい」と話した。

 井上さんによると、浅田選手は小学5年の頃から来店し、決まってチャーハンを注文した。チャーシュー、ハム、
かまぼこ、タマネギを具に和風の味付けで、井上さんは「真央ちゃんのおかげで人気メニューになった」と語る。
浅田選手は多い時で週3~4回来店し一番端の席に座り「おじさん」といつも笑顔で話しかけてきた。

 バンクーバー五輪で銀メダルを取った報告で来たのを最後に顔を見ていないが「引退はよっぽどの決断だと思うけど、
なんか寂しくなるね」と井上さんはつぶやいた。

 大須スケートリンクは浅田選手が使ったスケート靴などを展示する。関係者は「思うような成績が出せないでいた」と思いやった。

 浅田選手をジュニア時代から知る愛知県スケート連盟の久野千嘉子・フィギュア委員長は「本当に努力の人」と振り返る。
「(選手生活の)後半はけがが多くなり、引退を決めた背景にあったと思う。日本のフィギュア界をけん引してきたことは間違いなく、
後輩が育ってきて『これで任せられる』とも感じたのでは」と語った。

 愛知県は数々の名選手を輩出する“フィギュア王国”。男子は宇野昌磨選手(19)=中京大=が3、
4月の世界選手権で銀メダルを獲得した。女子は「これから、という選手が多い」と久野さん。
「多くの選手が浅田選手を目標としている。何らかの形で指導に携わってくれたら。
彼女が少し顔を見せてくれるだけでも選手には大きな励みになる」と期待した。【道永竜命】

毎日新聞 4/11(火) 1:34配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000005-mai-spo
画像 浅田真央選手が小学校時代、練習後に通っていた定食店「互楽亭」の井上一夫さん=黒尾透撮影
https://amd.c.yimg.jp/im_siggTRG8DXme1wt_is6AIZUvTw—x535-y900-q90-exp3h-pril/amd/20170411-00000005-mai-000-3-view.jpg