【野球】DBに捕まるも期待される谷岡ら

【巨人】由伸監督、逆転負け“7回の男”模索…谷岡&池田新人コンビも候補

2017年4月10日6時0分 スポーツ報知

阪神4―3巨人(9日・甲子園)

由伸巨人が継投を失敗し、阪神に今季初の逆転負けを食らって、広島と同率で並んでいた首位の座から後退した。
1点を追う7回に阿部と、代打・亀井のタイムリーで逆転に成功したが、その裏に好投を続けていた大竹寛が北條に同点2ランを浴びた。
2番手の森福も回またぎとなった8回に先頭の上本に被弾。
現状、絶対的な「7回の男」が不在で、指揮官の苦悩が表れたタクトとなった。
中継ぎの整備は急務。
谷岡、池田の新人コンビにも期待が高まる。

あの時にああしておけば…。いや、違う。仕方ない。試合後、由伸監督は自問自答した。
継投失敗に「結果がこうなのでね。こちらがもっとできたかなと思う部分もある」と自身の采配を振り返りつつ
「最善と思ってこちらは選択したのでね」と歯がゆさをにじませた。

分岐点は7回だ。逆転に成功し、なおも2死一、三塁で大竹寛をそのまま打席へ。6回まで2安打1失点に抑え、90球と球数も少なく、続投を決めた。
が、その7回。北條のこの日2発目が同点2ランに。7回1死一塁で登板した森福が、8回も続投。
先頭の上本を退け、その後、糸井、福留と続く左打者を意識した続投だったが、まさかの上本に決勝ソロを食らった。

“タラレバ”を言ったら切りがない。大竹寛を6回で代えれば…。同点の8回はマシソンを投入すれば…。
指揮官の言うように「結果論でしかない」。一番の問題は7回を任せられるリリーバーが、いないことだ。
村田ヘッドは「7回? 任せられる投手がいればいいが…。今日は大竹が良かったから行かせた」と監督の胸の内を代弁。
今季8試合で先発が7回まで投げたのが4度でいずれもマシソン、カミネロの盤石リレーで勝利。
2日の中日戦(東京D)では先発・大竹寛が7回途中まで投げ、森福―マシ―カミの継投策が成功したが、
6日のDeNA戦(横浜)は吉川光が6回まで同点でとどめたものの、7回から登板の山口鉄が乱れた。
この日を含め、やはり“7回の男”不在は大きい。

今後も森福への期待は大きい。この日は一発を浴び
「悔やまれる1球になりました。若干、真ん中に入ってしまった。ホームランが一番ダメ。反省しないと」と猛省。
ここまで不調の山口鉄をカバーしたがさらなる安定感が求められる。

7回を誰に託すのか―。谷岡と池田の“ルーキーズ”も楽しみな存在だ。
6日のDeNA戦(横浜)では、同点の7回に送り込み、梶谷に決勝タイムリーこそ打たれたが、由伸監督の期待の高さがうかがえる起用だった。
8回を池田が3者凡退に抑えるなど、敵地の独特な雰囲気にものまれず、度胸を見せた。
谷岡の落差鋭いフォーク、池田の投げっぷりの良さへの評価は高く“7回の男”を担える力はある。
08年にはともに入団3年目の山口鉄と越智がそろって60試合以上に、12年には1年目の田原誠と高木京がそれぞれ30試合以上に登板と、
若くして1軍戦力に食い込んだ過去もある。

開幕して6勝2敗。先発陣が5勝を挙げて試合をつくり、打線も4番・阿部を中心に点は取れている。
課題は中継ぎの整備であり、それが紙一重の敗因だろう。
由伸監督は「選手が目の前のプレーを、一生懸命に戦ってくれていると思う」と手応え。
戦いながら徐々に、チームをつくり上げる。この方針に変わりはない。
http://www.hochi.co.jp/giants/20170409-OHT1T50214.html