【シリア攻撃】「化学兵器、何度も使用」米高官、背景説明

米軍高官は7日、内戦が続くシリアの空軍基地を米軍が
6日に巡航ミサイルで攻撃した背景を、国防総省で記者団に説明した。
標的となった基地の周辺地域では、
アサド政権軍が戦況改善を図って化学兵器による空爆を繰り返していたと指摘。
4日に北部イドリブ県ハンシャイフンで多数を死傷させた
空爆機の飛行経路という「証拠」も示した。


 米軍高官は匿名で記者説明を行った。それによると、
シリア全体ではアサド政権軍の優勢が伝えられるが、
中部ハマ県からイドリブ県にかけては反体制派が攻勢を強め、
県都ハマにある重要基地の奪取も図っていた。
同基地には、反体制派支配地域住民ら多数を殺傷してきた「たる爆弾」製造施設があり、
投下に使用可能なヘリコプター部隊も駐留していたという。


 米軍高官によると、劣勢回復を目指した政権軍は、
県都ハマの北西約25キロのハマ県ラタメナで3月25日に塩素ガスによる攻撃、
30日に神経剤と疑われる物質による空爆を実施した。
これは、地元病院を支援する国際医療NGO「国境なき医師団」も報告している。


 今月4日には、ラタメナの北方約20キロのハンシャイフンで
「(猛毒の)サリンのような神経剤」(高官)が投下され、現地からの情報では、
80人以上が死亡、350人が負傷したとされる。
高官は「拠点奪取を防ぐための自暴自棄的な決定」による空爆との見解を示した。


 高官は、4日の空爆機の飛行経路を示すという図も提示した。
同機はホムス県のシャイラット空軍基地から北約80キロのハンシャイフンに飛行し、
被害が報告される直前の午前6時台に、現地上空にいたという。

Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170408-00000136-mai-int </div