【社会】タケノコ品薄、5割高 冷え込みで生育遅れ 東京市場

タケノコが品薄高だ。3月中旬の価格は前年を5割上回る。

主力の福岡産などが裏年なのに加え、昨年夏の高温、干ばつや3月の冷え込みで生育が遅れているためだ。
卸売会社は「絶対量が少ないので、週内は高値が続く」とみる。 

青果物情報センターによると、東京市場の同旬の1キロ価格は1225円。入荷量は48トンで前年を59%下回る。
卸売会社は「需要期に差し掛かっているが、入荷が少なく価格が上がっている」と説明する。

主力のJA全農ふくれんによると、福岡産の現在の出荷は日量100~200ケース(1ケース4キロ)と前年の1割程度だ。
全農ふくれんは「昨年夏の異常高温に加え、3月に入ってからの冷え込みで生育が例年に比べて遅れている」と指摘する。
3月中旬の入荷量は前年の7%。熊本と鹿児島、静岡産も、それぞれ前年を37、75、88%下回る。

絶対量不足で、スーパーの売り場は広がらない。
首都圏で140店舗を展開するスーパーでは、福岡産1本980円(税別)で販売する。

価格は前年に比べ2割高い。
担当者は「そもそも量がないので、主要な大型店に1ケース(2キロ)ずつ手当てするのが精いっぱい。今は品ぞろえ程度だ」と話す。

27日の大田市場では福岡産1ケース(2キロ・中値)が3780円と前市に比べ40%急伸。
入荷量は0.3トンで、休市明けにもかかわらず前市比0.1トン増にとどまった。

増量は4月に入ってからとなりそう。全農ふくれんは「先週後半に降った雨が地温を上げ、
今週末から4月上旬にかけて一気に生育が進む」と見通す。
卸売会社は「今週いっぱいは入荷が少なく、2キロ箱が中心のため高値基調。その後は、量が増え軟調となる」とみる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170328-00010000-agrinews-bus_all