【サッカー】ブンデス日本人の現地評 2ゴールで称賛受けた浅野だが、地元紙は苦言も……武藤、大迫、酒井も高評価

ジャガーが帰ってきた! 熱い気持ちで、テンポをもたらした」

 第28節が行なわれたブンデスリーガ。2部リーグでは、カールスルーエとの「バーデン=ヴュルッテンベルク・ダービー」に
臨んだシュツットガルトの浅野が、“ダービー・エキスパート”としての活躍を見せた。

 右MFとして先発した浅野は27分、左からのクロスを頭で合わせて先制点を奪うと、61分にもシュートのこぼれ球を右足で押し込み、
2-0の勝利に大きく貢献した。

 浅野は今シーズン、4ゴールを挙げているが、そのうち3つをカールスルーエから奪っており、重要な一戦で期待に応えてみせた。

 この活躍を、ドイツメディアは大きく取り上げた。

『ビルト』紙は「心配な子どもが、勝利をもたらす――驚異的な浅野。シュツットガルトが再び首位へ」という見出しで記事を掲載し、
以下のような寸評を記して、チーム単独最高点となる1点を与えた。

「この2ゴールは、彼に何かをもたらすだろう。ジャガーが帰ってきた!
ミュンヘンでの物足りないパフォーマンスの後で、リアクションを見せた。熱い気持ちを見せ、テンポをもたらした」

 また、『キッカー』誌もチーム最高タイとなる2点を付け、2部の今節ベストイレブンに選出している。

 地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』は、興味深い反応を見せた。

 同紙は「ジャガーがまるまるとした獲物を仕留める」という見出しで、この勝利の要因のひとつに浅野の2ゴールを挙げた。
しかしその一方で、個別採点で3点を付け、寸評ではゴール以外の点での物足りなさを指摘している。

「この日本人はまだ、自身のフォームを探している最中で、何度もボールの流れを止めた。
カールスルーエ相手にも、実際のところはほとんど何もうまくいかなかったが、2つのゴールを決めた。サッカーはクレイジーだ」

 一方、敗れた最下位のカールスルーエは、入れ替え戦に回る16位との勝点差が8に開き、2部残留は厳しい状況に……。
左MFとして先発フル出場した山田の採点は、『ビルト』が4点、『キッカー』が5点だった。

1部リーグでは、フライブルク戦に先発したマインツの武藤が2度のチャンスを迎えるも、決めることができず、チームも0-1で敗れた。

 4点を付けた『ビルト』は「前半はチームで唯一、推進力をもたらした。
その後はほとんど脅威にならなかった」と記したが、『キッカー』はチーム最高タイとなる3.5点を与えている。

 地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』も3点を与え、「この日本人は遠くを行き、魅力的なアイデアを示した。
2度ゴール前の危険なシーンに顔を出した」と、ポジティブに記した。

 ケルンの大迫は予定を早めて復帰し、ボルシアMGとの「ライン・ダービー」(2-3で敗北)に後半から出場。
しかしシュート0に終わるなど、ほとんど見せ場はなく、『ビルト』と『キッカー』からの評価はいずれも4点だった。

 しかし、地元紙『エクスプレス』は3点を付け、「予定よりも早くピッチに帰ってきた。するとモデステが再びゴールを奪った」と、
大迫の復帰を喜ぶとともに、その効果を指摘している。

 ボランチとして先発フル出場し、3位のホッフェンハイムを2-1で破ったハンブルクの酒井には、
『ビルト』からは3点、『キッカー』からは2点の高評価が下った。

 地元紙『ハンブルガー・アーベンドブラット』は「あぁ、キャプテン、俺たちのキャプテン。
この日本人はハンブルクの心臓であり、頭脳だ」と称賛している。

 最後に、ヘルタ・ベルリン戦(0-2で敗北)で途中出場したアウクスブルクの宇佐美は、出場時間が短かったため採点はなし。
地元紙『アウクスブルガー・アルゲマイネ』は、「この日本人は特に目立ちはしなかったが、特に酷くもなかった」とだけ記した。

 一方、ヘルタの原口は、リーグ戦14試合ぶりに出場がなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170411-00024455-sdigestw-socc&p=2