【海外】スタートアップ大国イスラエルが仕掛ける世界制覇系ビジネスの秘密

国民1人あたりのベンチャー投資額が世界一の「スタートアップ大国」として知られるイスラエル
人口800万人のこの小国には、100億円を超える金額で買収される企業も生まれています。

中略

自動運転の分野でMobileye(モービルアイ)という企業があります。
自動運転技術の根幹は、カメラを使って物事をしっかり捉えて判断する技術です。
日本の大手自動車メーカーがその技術を開発したとき、複眼のカメラ、つまりカメラが2つないと実現できない技術だったわけです。
つまり、人間の目と一緒で立体にして距離を測ろうとすると、1つの目だとすごく難しいんですね。
でも、このMobileyeという会社は、1つのカメラで同じことができる、という理論をしっかり構築していたんです(同社は、2017年3月にIntelインテル)に150億ドルで買収されました)。

日本の自動車メーカーはそれが信じられなかったようです。
自社でどうしてもできなかったので。だから、できるならやってみろ、ということで研究費を出したそうですよ。
そしたら本当に作ってしまった、というわけです。

── すごい技術力ですね。

加藤さん:そうなんです。まず、カメラが1個でいいなら、かかるコストが半分なんですね。
そうすると、自動車メーカーはコスト競争で確実に有利に立てるわけです。
実際、Mobileyeはこの分野の市場で世界シェアの80%以上をとっています。

── 他に、同じように優れたイスラエル企業はありますか?

加藤さん:はい。Autotalks(オートトークス)という会社があります。
この企業は、自動車同士の高速通信技術を開発している企業です。
例えば、高速道路で近くを走っている車同士がブレーキの情報を通信して共有し合えたら車はもっと安全になりますよね。
でも、事故りそうになったときにその通信が3秒もかかったら意味がありません。
このような通信には速さと並列性が必要で、つまり、1台だけ高速で通信できても意味がなく、2台目も同じくらい速く、同時に通信できる必要があるわけです。

Autotalksの技術は、1000台くらいの車と同時に高速通信ができます。
彼らのチップが1つあると、スマホとも自動車とも、道とも、いろんなところとの通信が高速にできると言われていて、画期的な技術ですね。

── 自動車以外の分野ではいかがですか?

加藤さん:OrCam(オルカム)が面白いです。メガネ型のウエアラブル機器で、眼鏡を通して見た文字情報を音声で読み上げてくれます。
使い方としては、例えば新聞を読むときに、文字を指差すだけで音声で読み上げてくれます。
他には、Google Analyticsの全ウェブ版と言われるSimilarWebなんかは身近に使え、競合サイトの訪問者数などを簡単に調べることができるウェブツールです。

── アグリテック(農業技術)はどうですか?

加藤さん:イスラエルは国土が小さくて砂漠が多いにもかかわらず、食料自給率100%オーバーで食料輸出国なんですね。
オランダ、イタリアと並んで、いわゆる農業先進国と言われていて、その土台は高度な農業技術で支えられています。
例えば、水技術だと、茎の栄養度を測って、それに応じた栄養を茎の根本に与えていく技術があります。
点滴潅水技術と言われるもので、植物の茎の根元だけに水を垂らすシステムなんです。
これは、Netafim(ネタフィム)というイスラエルの会社が開発しました。

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http://www.lifehacker.jp/2017/04/170409_israel_startup_business1.html